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人生を左右する思い込みはこうしてつくられる

現実は、無意識に刷り込まれた観念が映し出されている

 

人はみんな「幸せになりたい」と思って生きています。

ところが、そのためにやっていることの多くが実は間違った固定された、決めつけた「思い込み」に根ざしています。

・人生とは、僕たちの「思い込み」(観念)で創られた不自由な”仮想現実”幻想物語”であること。

・「思い込み」(観念)を見抜いてしまえば、楽に人生を創りだしていけること。

これを知ることが非常に大切です。

気づけない領域にあるから、問題なのです。

 

だから、なかなか自分が思っているとは、気づけません。

冒頭でなぜ、「自分を知る」がテーマかというと、、、

今自分と思っている「私」も思い込みだということです。

 

実は、ほとんどの方が思い込んでいる「私」は、似せた私である、自我といいます。

この自我を「本当のわたし」と思うことが最大の思い込みです。

まず、ここに気づかないかぎり、苦しみから脱出できず

一生自我に支配されてしまうのです。

 

それでは、どのようにあなたの思い込みは創られてきたのか?

を知りましょう。

思い込みをつくる4つの外的要因

1.家族(親)

 

人は基本的に家族を通してコミュニケーションのとり方や

社会のルールやマナーなどを覚えていきます。

 

「三つ子の魂百まで」という言葉があるように

 

そのほとんどが幼少期(0才~7才ぐらい)のうちに無意識脳にプログラムされます。

そのすべての基準は、親です。

 

親の「正しい/正しくない」の判断基準が、

その人の人生の判断基準になりうるということです。

 

たとえば、親が「公共の場では子どもは静かにするべきだ」

と思っているなら、、、

子どもはその考えのもとに育てられます。

 

一方で、「子どもは騒ぐものだから仕方ない」と

思っているなら、、、

子どもが大声ではしゃいでいても注意しないかもしれません。

 

これは、どちらが正しいということではありません。

 

子どもは親が「正しい」と思い込んでいる考えをもとに

育てられ、結果として同じような考えを持つようになるということです。

 

当然大人になった今では、家族のルールが全てではないし、世界には

様々な価値観があることを知っています。

 

ただ、幼少期は誰でも親とのコミュニケーションがすべてで

”親のやりとりだけ”が「世界」なのです。

 

この年代に人生の80~90%の観念が

無意識内にプログラムされているのを知りましょう。

 

 

2.教育

 

教育は、思い込み(観念、信念)の上に成り立っています。

学校で、先生にこんなこと言われた経験はありませんか?

 

「元気よく挨拶をしなさい」

「廊下を走ってはいけません」

「目上の人を尊敬しなさい」

「食べ物を粗末にしてはいけません」

「喧嘩をしてはいけません。仲良くしましょう」

「助け合って協力しあいましょう」

 

上げればキリがありませんよね。

特に集団行動や協調性を高めるための教えを”叩きこまれ”ます。(笑)

守れないと、罰(お仕置き)があるのですもんね。

 

その国の文化や歴史において固められた社会通念、善悪、正邪、

(教育基本法)を基をもとに子どもに教え込むのが、教育です。

 

考え方や価値観は国によって違うものなので

本当はどんな教えであっても「絶対正しい」と言い切れないのです。

 

ここで、お伝えしたいことは、国がこれは正しいといったとしても・・・

 

「宇宙には正解がない」ということです。

 

たとえば、日本では留年や赤点は落第のイメージがありますが

フィンランドでは、「もう1年頑張る子」として前向きに評価されます。

 

基礎力がついていないままで上の学年に上がるより

時間がかかっても理解することの方を重視しているのです。

そのため、小学生の留年も多いのです。

 

また日本の受験システムの基準となる「偏差値」も

その数値は国で決めているわけではありません。

 

そもそも他の国では、「偏差値」なんかありません。(笑)

 

偏差値は、大手予備校が模擬試験のデータをもとに

学部や学科の偏差値を割り出しているものです。

 

そんな基準の数値なので、受験勉強ができれば優秀な人間と思うのは

それこそ、思い込みなのです。

 

日本で偏差値の優秀な大学に入学したところで

世界に通用するレベルになるわけではないのです。

 

それ以前に、日本の企業では

「高学歴だけども仕事ができない」といわれる人が数多くいます。

 

社会にでてから必要なマインドやスキルは

受験勉強とは、別物なのです。

 

その証拠にイエール大学、ニューハンプシャー大学の科学者が

人生の50年にかけて追跡調査をしたところによると

IQ(知能指数)がいくら高くても幸せに生きている人は20パーセントで

80%の幸せに生きてる人の能力は、※EQ(感情指数)だったのです。

 

※EQとは?

感情知能指数のこと。

1)自分の感情と他人の感情を見分ける適正

2)感情の自然な流れを理解する適正

(たとえば、恐怖心や怒りといった感情は、時間とともに悲しみや無力感などに変化する)

3)自分自身の感情と他人の感情について推論する適正

4)自分の感情と他人の感情を管理する適正

 

 

3.会社、職業

 

会社や職業も様々な思い込みを植えつけます。

 

ビジネス=企業活動の基本は「金儲け」でしょう。

「利益」をだし、株主に還元するシステムが基本だからです。

 

そのためには、お客様に喜ばれる仕事をしていかなければなりません。

 

利益を上げることで、日本経済(GDP)が上向くことが

豊かさをもたらすという考えが根本にあります。

 

働く人々は

 

「経済的、物質的豊かさこそが幸せをもたらす」

「働かないと生きていけない」

「お金がないと生きていけない」

「働くざるもの喰うべからず」

「役に立たない者は、価値がない」

 

などといつのまにか

いつも仕事のことが頭から離れなくなったりして

バランスを壊してしまうケースも多くみられます。

 

しかし、あまりのストレスを抱える人が急増し

12月からついに、「ストレスチェック義務化法」が施行されます。

(50人以上の企業)

 

 

4、社会常識

 

社会のルールや価値観は、国や地域、時代によって驚くほど違います。

 

たとえば、バブル期以前の日本では、転職する人は、究めて稀でした。

それは、終身雇用が約束されていたからです。

 

でも、最近では転職は珍しくなくなりました。

 

会社が自分を守ってくれたり、幸せにしてくれるといった思い込みは

幻想であるのだと気づいた人も多くでてこられています。

 

 

※ 自分に対する意見をセルフイメージと言います。

自分の思い込みともいえます。

 

人生はセルフイメージが大きく影響しています。

 

その実際に行われた実験映画があります。

■es(エス)という映画です。

 

おススメDVDコーナーでご紹介しています。